●研ぎの風景をお目にかけましょう。
最初の頃は水道の側に頑丈な台を置いて研いでいましたが、今では畳の上にどうでもいいような台
を置いて研いでいます。力はあまり必要でないことが分かりましたし、周りや手を汚すこともありません。

まず、軽く絞った雑巾を台に敷いて、ゴムの砥石台を置き、石をセットします。これだけで砥石が固定されます。
研ぎたいものと、ビーカーの水、よく使う3本の砥石、皮砥を並べておきます。
丸めたティッシュが見えますが、よからぬ行為の後ではありません。
少量の水を砥面に注いで、研いでいきます。画像は細かな刃こぼれを起こした突き鑿2本と、
新しく購入したオピネルの10番を研いでいるところです。
300番で三本の荒研ぎを終えた段階で、砥滓が少し残っています。これから仕上げにかかるのですが、番数
を上げていくほど砥滓はさらに少なくなります。所要時間は一本だけなら大きな刃こぼれでもない限り、荒研ぎ
から仕上げまで10分もあればいいです。研ぎの要領がわからない頃は30分研いでも切れるようにならなかった。
それなりに上達したのでしょうね。
水砥石が終わったら、ティッシュで砥滓を拭き取って砥石の用事は終わりです。
皮砥は売っているのを見かけたことがありませんから、自分で作るしかありませんでした。板に皮を貼り付けて
青棒を擦り付けてあります。(皮が新しいと全く付着しません、先に油で練ったダイアモンドペーストを擦り
込んでおきます。なじんでくると青棒だけでうまくいきます。)

左がホームセンターで買ったゴムの砥石台、その右が手製の皮砥とそのケース。緑の箱が青棒、銀色の箱
と注射器状のものがダイアモンドペースト、その右が、上の画像で研ぎにつかっている砥石。残りのものは、
普段は物置の片隅で眠っています。
研ぎを覚えると、台所のステンレス包丁でも腕のうぶ毛が楽々と剃れるほどの刃付けができますよ。
★砥石そのもののメンテナンス:砥面は平面でなければだめです。長く使っていても平らな状態を保つためには
日頃のメンテが必要。コンクリートなどに擦り付けるという人がいますが、ダメです。コンクリートが磨かれてしまい
すぐに用を足さなくなります。研ぎが終わった後に、ほぼ同じ番数の二つの砥石を摺り合わす方法が一番です。