大型ナイフ  

  

  

  

 

 刃渡りが15cmを超えると銃刀法によって熱処理に規制がかかります。

刀子(とうす)や船型のものは、基本的に熱処理できません。僕の場合、まがい物の刀剣や槍を作る気はありません。

刀槍については、きちんと登録したものを所有しています。

 刃物を使った犯罪は昔からあったものと思いますが、ナイフに対して過大な拒否反応を示し、

子供に刃物を使わせるべきではないと主張する人々がいます。使わせるにしても、よく切れる刃物は危険であるので、

切れないものを手渡すべきだという人もいます。大変な間違いです。

切れない刃物は無理な力を加えるので、結果、怪我が相対的に大きくなりやすいのです。

基本は、刃物の進行方向に手や切ってはいけないものを置かないこと。

 よく切れる刃物を正しく使うことを子供のうちに学ぶべきだと思います。小さな切り傷はよく作りますが、刃物の特性を

身をもって学ぶことができます。満足に小刀を使うことができないのに、大人になって木工に興味を持ち、モーターツールを買い込んで

使っているうち、極めて残念なことに指を失ってしまった人の話を聞いたことがあります。

刃物というものは、どんなものでも、必ず引っかかり、さらに力を加えたとき急に抵抗を失って「走り」ます。

電動工具だと余計に制御が難しいのです。小刀を使い込んでその点に習熟しておけば、起きなかった事故だとおもいます。

 ナイフ、小刀、他にも呼び名はありますが、これらは切削工具の基本です。人を殺傷するものとは違うのです。ぜひ、

問題の取り違えをしないようにしていただきたいと思います。

 ■この点につき さらに一言

 プッシュダガーや、グラスカーボン製のナイフなど切削工具としてではなく、明らかに人体への

攻撃用に作られたナイフがあります。そのようなものとクラフトナイフやフィッシングナイフを同列に置かないでほしいものです。

サバイバルナイフも実用性には乏しい。ナイフ好きにもいろいろあって、コレクションの目的物としている人、

メイキングの作る過程を楽しむ人、砥石で研いで切れ加減を調整するのが好きな人、とこれは千差万別でしょう。

ナイフを扱う業者でも、いろいろのようですが、良心的なところではそれなりの方向性が見えています。

刃物に興味のない方であっても、一応の理解をしておくことは肝要なことと思います。