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5年前のW杯1次予選初戦、神戸でのタイ戦でした。 それまでも当然、カズを知ってましたが、 特にファンというわけでもなく、 単にチケットが取れたからという、 要はミーハーな理由で行ったわけです。 キックオフ早々、予選初戦のイレブンの緊張を 解き放すかのようなセンターサークルからのシュートに 度肝を抜かれ、彼らしい、決して華麗とは言えない ゴールでそのゲームは勝ちました。 思えばその試合からずっと、彼を見続けてきたのかもしれません。 一喜一憂した予選も、あの「ドーハの悲劇」で幕を閉じました。 あのとき自分がなぜドーハに居なかったのかと、 涙ながらに悔やまれたことを私は忘れない。 その後4年間、 イタリアでの不遇や故障を、不屈の精神で乗り越えてきた彼。 私もまた4年間を彼に夢を託して過ごし、 迎えた昨年の最終予選、心ないファンからの罵声にも耐え、 自分を信じて懸命にプレイする彼の姿を信じ いざ韓国まで出向きました。 W杯予選での彼の最後の勇姿を見たい、 そして、あの思いは2度としたくないと・・・ 11.16、ジョホールバル、ようやくW杯出場が決まり、 彼もまた、当然のようにピッチに立つことを信じていたでしょう。 私もカズのゴールを目に焼き付けるべく もちろんフランスへも乗り込むつもりでしたが、 拠ん所無い理由から断念せざるを得なくなりました。 そして今、 私もカズもフランスの地へは降り立つことは出来なかった。 日本のエースはカズしかいない。 「日本サッカーを支えてきた彼に温情で」、 「経験を生かして」などという理由で 代表に残してもらうくらいなら、彼は辞退するでしょう。 私たちもそんな彼は見たくはない。 彼は今までも人知れぬ努力で、壁を乗り越えてきました。 自分の実力で、再び青いユニを手にするはずです。 私には見えます。 2002年、国立のフィールドでゴールを決めている11番の姿が・・・。 |
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