
チングルマ 於 北アルプス 朝日岳
見事な大群落だった。白い花は雰囲気を伝える事が難しいが、繊細さを伝える事が出来ただろうか。

em>ネジバナ 於 田の畦道
英名は Ladies' Tresses(淑女の長くなだらかに垂れている髪)。写真でよく見る花の色はピンク色。
外国は白が多い様だ。初めてこの花を見つけた時の感激を今でも鮮明に覚えている。
ラン科独特の気品を感じさせる花。

オオイヌノフグリ 於 田の畦道
学名は Veronica persica 。聖女ベロニカが、刑場に引かれるキリストの顔を拭いた。
その布に残ったキリストの像に花の形と色が似ている事から名付けられたという。
和名は在来種のイヌノフグリから来ている。この花の色からラピスラズリをいつも連想する。

トウダイグサ 於 田の畦道
英名は Devil's milk。名前の由来が解らなくてインターネットで調べたら,
傷をつけるとユーフォルビンという毒性の有る白い乳液を出すそうだ。
これが英名の由来だろうか。撮影の被写体として面白みが有り、好きな野草だ。

レンゲソウ 於 田の面
英名は Chinese Milk Vetch 。 学名はAstragalus sinicus 。sinicus は「シナの」という意味で、英名、学名共に
中国の名が付く。中国から日本に帰化したのは室町時代と言われている。田の緑肥として植えられるのが日本の各地で
見られた。当初、稲の苗を手で植え始める時期がこの花の咲き終わる頃だった為、緑肥として田に鋤き込まれたが、
田植えの機械化により、小さい稲の苗を植える様になった為、田植えの時期が早まり、鋤き込まれた
レンゲソウが
発酵する迄の時間が無くなって腐敗する可能性が出て来た。その為に田園から徐々に姿を消した。
昭和生まれの私にとって、レンゲソウは
日本の原風景として記憶に焼き付けられているが、平成生まれの人にとっては
どうなのだろうか。現在は観光の為に休耕田に種を蒔いて育てるのが流行している。

チガヤ(つばな) 於 畦
つうばな、つばな、白い、白いつばな。夕日の土手で、つばなを抜けば、ぬいちゃいやいや、かぶりをふるよ。
つうばな、つばな、白い白いつばな。日ぐれの風に、飛ばそよ、飛ばそ、日ぐれの空の、白い雲になアれ。
金子みすず

イヌコモチナデシコ 於 河川の土手
写真は大きいが、実物は直径1cm程の可愛い花である。5弁花であるが、先端が2裂している為、
花弁の数が多く見える。英名はChilding Pink。Childingをリーダーズ英和辞典で引くと、
「(親花のまわりに)小花をつける」、「子供を生む:はらんでいる」と出ている。
前者ではこの花のイメージとは違うし、後者でも意味不明である。
「コモチ」は後者の意味と解釈して和訳されたのだろうが、どうして子持ちなのか解らない。
「イヌ」は、コモチナデシコより小さい(みすぼらしい)から付けられたのだろう。
図鑑で見ると、コモチナデシコは少し大きいがほぼ同じ形の花である。
5月の風に揺れるこの花を見ながら散歩するのは楽しい。
ヒガンバナ 於 田の畦道
通勤途中の車の中からこの花が見えだすと秋を感じる。田の畦に群生するのは球根がリコリンというアルカロイドを持っている為に毒性があり、
田を荒らす野鼠等を追い払う為に植えられたとする説、球根から澱粉を取り出して救荒食料として使用する為に植えられたとする説がある。
別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)は梵語の赤い花を意味する。シビトバナ(死人花)の名もあるが、これは彼岸参りの時期に墓地に咲いている事から
名付けられたらしい。こちらの名前は戴けない。学名は Lycoris radiata 。Lycorisはギリシャ神話の海の女神。英名は Spider Lily。
写真は英名の雰囲気を出すアングルで撮影してみた。